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黒メガネです。
皆さん「不倫」について、どう思いますか?
道徳的に絶対に許されない行為と強く主張する人たちもいれば、日々の不満や欲求を解消し人生を謳歌するために良しとする人たちもいます。
最近では不倫が一般的なものとして認知され始めたためか、「アシュレイ・マディソン」のような既婚者向け不倫斡旋サービスまで登場しています。
もしかすると私たちは実態を知らないだけで、今や日本は不倫をしていない人の方が少数派なのかもしれません。
そんな難しい問題である不倫ですが、日本国外でどのような実態があるのかご存知でしょうか?
今回はそんな不倫にまつわる世界の驚くべき実態についてお話させて頂きます。
サウジアラビアでは不倫すると女性だけが死刑になる!?
日本で不倫がバレた場合、多くは離婚や慰謝料請求など、ある意味社会的な死を伴うことはあるかもしれませんが、実際に命を奪われるまでのことはそうそうありません。
しかし、国が変われば法律も変わり、サウジアラビアでは恐ろしいことに不倫問題が発覚すると死刑を宣告されてしまいます。
またさらに驚愕なのが、男性は「女性が誘惑した」と証言すれば司法部に認められ死刑にはならず、女性は問答無用で死刑になってしまうというところです。
イスラム圏の国では様々な戒律が存在しますが、特に女性には独特の制約が多々あります。
女性が外で顔と手以外の肌をさらしてはいけないというのは、ご存知の方も多いことでしょう。
このように、イスラム圏独特の男女差別により、サウジアラビアでの不倫は「女性だけが死刑になる」という恐ろしい実態が存在します。
プリンセス不倫事件
サウジアラビアでの不倫事件で最も有名なものが、1977年の「プリンセス不倫事件」です。
サウジアラビアの王女ミシャー(19歳)は当時すでに結婚していましたが、男性外交官と恋に落ち不倫関係を持ってしまいました。
当時の国王ハーリドの姪でもあったミシャーでしたが、不倫は許されず、国外への逃亡を試みるも失敗。
裁判にかけられ、自ら関係を持ったことを告白して公開処刑されました。
不倫相手の男性外交官も彼女との関係を否定しなかったため、大ナタで首を切り落とされ処刑されてしまいます。
王族の結婚やその他諸々の事情など詳しいことはわかりませんが、ある意味この二人は純愛を全うしたのかもしれませんね。
香港では不倫した人を殺してもいい!?
香港では不倫が増加傾向にあり、2012年に香港の社会福祉機構が受けた不倫相談が693件だったのに対し、2015年では1800件以上と2倍以上に膨れ上がっています。
そんな香港では年々拡大している不倫問題に対して、驚くべき法律で裁きが行われていました。
その法律というのが「不倫被害に遭った女性は不倫した人を殺してもいい」という恐ろしいものです。
「いやいや、そんな馬鹿な法律があるわけ...」と思われる方も多いと思いますが、なんとこれは事実で、実際に不倫被害に遭った女性には不倫した夫、そして不倫相手の女性を殺してもいいと法律で認めています。
ただ、殺害するにあたり一つだけ条件があり、それは「夫を殺すときに凶器を使ってはならない」というもの。
つまり、夫に対しては素手の場合に限り、殺害が認められているということです。
夫が屈強な男性であったりすると、殺害にまで至るのはなかなか難しいかもしれません。
一方、不倫相手の女性に対してはこのような制限がなく、いかなる方法での殺害も認められているので、殺害の意思を持たれてしまった場合、回避するのは困難と言えそうです。
ここでも地味に男女差別を感じて、まったく嫌な気分になりますね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は不倫にまつわる世界の驚くべき実態についてお話させて頂きました。
サウジアラビアや香港での不倫は、まさに命がけの重大問題だということがわかりましたね。
不倫反対派にとっては天国のような環境(!?)、不倫容認派にとっては地獄のような環境(!?)と言えるでしょうか。
今現在の日本では不倫によって命まで奪われることはまずありませんが、世界では同じ理由で命を奪われる人もいる行為だということを知っておくべきかもしれません。
最終的な判断は個人の自由だとは思いたいですが、誰かが傷つく可能性がある行為だということは十分に理解した上で、理性ある行動を心掛けたいですね。
最後までご覧頂きありがとうございました。