ご覧頂きありがとうございます。
黒メガネです。
皆さん、万引きにまつわるこんな話をご存知でしょうか?
2003年、神奈川県、川崎市の古書店でマンガ6冊を万引きした男子中学生を店主が見咎め、連絡先や氏名を明かさなかったことから警察に通報しました。
しかし男子中学生は隙を見て逃げ出し、その途中に事故に遭って死亡してしまいます。
古書店は世間からクレームの嵐にさらされ、その後閉店に追い込まれてしまったそうです。
この話を聞いて、少なからずこの店主に同情する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
利益率の低い商品を扱う店では万引きは死活問題だといいます。
1つの商品を万引きされたら、同じものを何個も売らないと採算すら取れないことが多いのだそうです。
そんな恐ろしい万引き行為ですが、日本全体でどれだけの被害を出しているのか想像できますでしょうか?
今回はそんなあまり知られていない万引き被害の実態についてお話したいと思います。
万引きによる驚くべき被害額とは!?
現在、日本国内における万引き被害額は「1日あたりおよそ12億6000万円」といわれています。
ただし「被害届を出すのが手間」と考える店も多いため、実際に検挙されるのは全体の1割程度にすぎないともいわれています。
つまり、通報されていない分も含めると「年間あたりおよそ4兆6000億円」の万引き被害が出ているということです。
また最近では高齢者の万引き行為が深刻な問題として挙げられています。
万引きで摘発された総件数のうち3割が65歳以上の高齢者で、なんとこれは未成年者の2倍の数値です。
摘発された高齢者の多くは買い物をするだけの金銭を持っていることが多いため、万引きを行ってしまうのは金銭的な問題ではなく孤独が原因とも考えられています。
まとめ
いかがでしたか?
今回はあまり知られていない万引き被害の実態についてお話させて頂きました。
1日あたりおよそ12億6000万円だなんて、予想を大きく超える金額で驚かれた方が多いと思います。
高齢者による万引きの実態も意外なもので、残念に感じた方も多いことでしょう。
万引きは積み重なることでこれ程までの被害になり、販売店側にとって死活問題となる怖ろしい行為です。
面白半分でやることは絶対にいけませんし、見つかる見つからないに関係なく、そこには必ず悲しむ人がいることを忘れてはいけません。
万引き被害が一日でも早く少なくなることを願います。
最後までご覧頂きありがとうございました。