アメリカ大統領に就任してから数々の衝撃的な発言を放ってきた「トランプ大統領」。
その勢いは治まるどころか、日に日にエスカレートしているようにさえ感じます。
直近では「TPS(一時保護資格)制度」(自然災害や戦乱で祖国を離れた人々に、暫定的に米国在留資格を付与する制度)についてホワイトハウスで議論された際、「どうして『shithole』のような国の人々を来させ続けているのか?」と発言したとし、国際的に大きな波紋を呼んでいます。
『shithole』とは、多くの場合「便所・屋外便所・不潔・くそったれ・肥だめ・クソだめ」などといった一般的に汚い意味を持つ言葉です。
一国家の代表である大統領が発した言葉とは思えませんが、関係者の話によるとどうやら事実である可能性が非常に高いそうです。
アメリカには「ハイチ(2010年のハイチ地震などにより約6万人が米国に在籍)」や「エルサルパドル(2001年の地震などにより、約20万人が米国に在籍)」「メキシコ」「ナイジェリア」など、現在でも多くの国の移民の方が暮らしています。
そんな中での今回のトランプ大統領の発言に、多くの国や地域で反発を感じるのは当然のことでしょう。
今回のトランプ大統領の発言を受けて、各関係機関のコメントを以下に列記します。
●アフリカ55の国と地域が加盟する「アフリカ連合」
「最も強い言葉で非難する。」
「常軌を逸した人種差別的な発言に驚きあきれ、強く非難する。」
●国連人権高等弁務官事務所の報道官
「発言が事実なら衝撃的で恥ずべきこと。残念ながら人種差別主義者以外の何者でもない。」
●日本の国際情勢専門家
「もし日本の首相が同じような発言をしたら辞めざるを得ないでしょう。」
「政治家の発言は非常に重要。また日本では政治が出来る、出来ないの以前に『人間としてどうなのか?』という判断を国民がするので決して許されない状況になるでしょう。」
■過去のトランプ大統領の暴言
●米国への移民に対して
【メキシコ移民】
「麻薬や犯罪を持ち込む。彼らはレイプ犯だ。」
【ハイチ移民】
「皆、エイズにかかっている。」
【ナイジェリア移民】
「彼らは自分の国の掘っ立て小屋に帰らない。」
●女性に対して
【クリントン元大統領夫人「ヒラリー・クリントン」】
「旦那も満足させられないのに、米国を満足させられるわけがない。」
【アカデミー賞女優「メリル・ストリープ」】
「ハリウッドで最も過大評価された女優だ。」
【フランス大統領夫人「ブリジット」】
「とてもいい体だ。」
■精神状態
トランプ大統領の常軌を逸した発言の数々に、米国・カナダ・ドイツの著名な専門家70人以上が、トランプ大統領の担当医に対して「トランプ大統領の精神状態を検査すべき」と提言しました。
提言を受け、担当医は12日の健康診断で精神状態の検査を実施しましたが、結果は「極めて健康」と発表されています。
■暴露本
トランプ大統領の暴露本「FIRE AND FURY」(炎と怒り)で、周囲の人、全員が「トランプ大統領に職務遂行能力がない」との考えであることが明らかとなっています。
■安定した天才!?
2018年1月6日のトランプ大統領のツイッターが話題を呼んでいます。
※以下和訳
「(初めての挑戦で)米国の大統領になった。私が思うに、これは頭が良いというよりも、天才と呼ぶに値するだろう...しかも、その点で非常に安定した天才だ!」
■日本の動向
お笑い芸人で国際情勢に詳しいパックンこと「パトリック・ハーラン」さんが国際的な視点で「日本の動向」について話してくださいました。
「僕は安倍政権が今とっているトランプ対策は正しいと思うんです。」
「日本国内では別に反発は来ない。トランプと仲良くしても国民の間では怒りが高まらない。これが欧米諸国と違うんですね。」
「ヨーロッパでトランプと仲良くしている首相がいるとしたら、それぞれの国民が怒るんです。『けしからん!』『何やってんだ!』って。」
「でも日本では支持率が下がらないまま、トランプと接近出来るのは、まあ安倍さんにとっては特権です。」
「これが国際社会でもしかしたらトランプを良い方向に動かす役割を果たすチャンスでもあるかもしれない。」
■まとめ
いかがでしたか?
にわかには信じがたい発言ばかりですが、その多くは事実で米国に対する世界の見方も日々変化しています。
米国に深い関わりを持つ日本としても、見方・考え方を今一度見改める時期に差し掛かっているのかもしれません。
事実としてトランプ大統領が日本に対し批判的な発言をしていることも少なくありません。
世界が大きく動き出そうとしている中、日本の在り方についても国民全員が意志を持って考えざるを得ない日が近づいているのかもしれません。
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