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黒メガネです。
いよいよ本格的に高齢社会へと突入してきた日本。
家族の高齢化に伴い、現在、認知症患者による「徘徊」が大きな問題になっていることをご存知でしょうか?
ふらりと家から出てしまい、自分がどこにいるのかわからなくなってしまう認知症患者。
そのため、家から出られないよう二重にカギを取りつけている家も少なくないようです。
今回はそんなあまり知られていない認知症患者の危険な実態についてお話したいと思います。
徘徊後の行方不明が年間1万人!?
厚生労働省は国内の認知症患者が2015年の500万人に対し、2025年には700万人を超えるという推計を発表しました。
これは「65歳以上の5人に1人が認知症」という計算になります。
またNHKの調査により2014年の1年間で徘徊後に行方不明となった人が年間1万人にも上ると発表されました。
行方不明者の99%以上は無事に発見されていますが、残念ながらそのうち350件は既に死亡しており、恐ろしいことに200件以上が行方不明のままになっています。
行方不明となった認知症患者は、家族も自宅もわからないまま保護されている場合もあるそうですが、この場合、身元が不明のため心配する家族には連絡がなく、たとえ保護されていても家族は未だ行方不明と思っているケースもあるといいます。
またある女性のケースでは、行方不明となった7日後、自宅の家と塀の間にあるわずかな隙間で衰弱死しているところを発見されました。
「どうしてそんなところに...」とも思える場所ですが、そういった身近な意外な場所で発見されることも少なくないそうです。
まとめ
いかがでしたか?
今回はあまり知られていない認知症患者の危険な実態についてお話させて頂きました。
ほとんどの方が無事に発見されているとはいえ、1日に30人近い認知症患者の方が行方不明になっていたとは、驚きの実態だったかと思います。
自分や自分の家族がいつ同じようなことになっても不思議はないので、非常に恐ろしい実態と言えるのではないでしょうか。
現実問題として、また今後はさらに拡大していく問題として受け止め、家族の理解と協力を強めていく必要がありそうです。
最後までご覧頂きありがとうございました。