科学・医療が発達した現在でも、人間はその人体についてすべてを理解したとは言えません。
通常では考えられないこと、ありえないことが起きる。
それは人体の奇跡であり、永遠の謎でもあるのかもしれません。
今回ご紹介するのは、お腹の中から普通では考えられないものが出てきた経験を持つ二人の女性のお話です。
女性のお腹は新しい命を宿し、育む、人体の中でも特に神秘的な部分だと言えるかもしれません。
そんな女性のお腹から出てきたありえないものとは何なのか?
なぜそんなものが出てきたのか?
一緒に考えながら読み進めていただけると嬉しいです。
■お腹の中から石灰化した○○が!?
ある日、ベトナムに住む75歳の女性が猛烈な腹痛に襲われ緊急入院することになりました。
診察の結果、なんとその女性のお腹の中から石灰化した胎児が見つかったのです。
この事実を受けて女性は50年ほど前に一度、自分のお腹が大きくなり胎児が動いているような感覚があったことを思い出しました。
しかし、いつの間にかお腹はもとの大きさに戻っていたので、忘れてしまっていたというのです。
ちなみにこの女性、この出来事の発生後50年の間に3人の子供を出産しています。
つまり、石灰化した胎児はこの3人の兄弟の兄、もしくは姉にあたると予想されます。
また異なる説として、この胎児は女性自身の双子のもう一人だというものがあります。
もともと双子としてこの女性は産まれるハズでしたが、何らかの原因で女性自身の体内に取り込まれてしまったという説です。
明確な原因はわかっていませんが、体内に石灰化した胎児が残っている状態で妊娠・出産ができるという事実に驚かされます。
さらに意外なことに、実はこの石灰化した胎児の発見例は現在確認されているだけでも約300件にも上るといいます。
現在は産婦人科の普及により、胎児が腹腔内に放置される例は激減しているとされていますが、若干18年前にも胎児が石灰化状態で発見された例がブラジルで報告されています。
■お腹の皮膚を破って○○が生えてくる女性
2008年のインドネシアで驚愕のニュースが報じられました。
インドネシアに住む40歳の女性のお腹からいくつもの針金が生えてきたというものです。
生え始めたのは1999年のことで、生え始めの頃は数センチ生えては自然に抜け落ちていたそうですが、次第に抜けにくくなり今では長いもので10センチを超えるといいます。
しかも、切っても切ってもまた別のところから皮膚を破って生えてきてしまい、露出した針金がどこかに触れると鋭い痛みを感じるため、常に前かがみでの生活を余儀なくされているようです。
症状の解明のため4名の医師グループが派遣され調査を行いましたが、レントゲン撮影により体内に40本を超える針金が実際に見つかり、なおかつ女性自身が飲み込んだ形跡もなかったといいます。
ちなみに残念なことに針金が生えてくる理由も、体内で針金が生じる原因も解明することは出来ませんでした。
人間の体内に含まれる鉄分は、通常おおよそ3~5グラムで、せいぜい釘1本程度を生成するのがやっと。
40本を超える針金を生成していたら普通は貧血どころではないはずなのですが......。
現地では「黒魔術の呪い」や「自作自演では?」とも言われており、物議を醸しているといいます。
■まとめ
いかがでしたか?
体内に石灰化した胎児が残っている状態で妊娠・出産を3度も経験した女性。
通常考えられない量の鉄分を必要とする針金をお腹から生み出し続ける女性。
「奇跡」とも「驚異」とも呼べる現象だと感じます。
まだまだ謎に満ちているといえる人体の摩訶不思議。
すべての謎が解き明かされる日は、果たして訪れるのでしょうか。
もしその時が来るとすれば、それはこの世界の真理に辿り着いた瞬間なのかもしれませんね。
最後までご覧頂きありがとうございました。