今日は年に一度のクリスマス。
三人の子供たちの為にホールケーキを1つ購入しました。
子供たちは大喜び。
早速切り分けて食べようとした時、子供の一人が「僕のは他のやつよりも大きめにして!!」と言い、それをきっかけにもう二人の子供たちも「ボクも!!」「私も!!」と言い出します。
「じゃあ上手く3つに分けるからね」と言い、切り分けようとすると。
「嫌だ!! 自分で切りたい!!」「ボクも自分で切る!!」「私も!!」と言います。
困ってしまった私は子供たちに一人1回ずつケーキを切らせて、三人の子供たちがみんな納得出来るように配る方法を考えました。
そして悩んだ末に思いついた方法で、なんとかこの危機を乗り越えたんです。
さて、その方法とは一体どんな方法でしょう?
■達成しなければならない条件
『三人の子供たちにそれぞれ1回ずつケーキを切らせる』
『もらうケーキに対して三人の子供たちみんなが納得出来る』
どうでしょうか?
わかりましたか?
どうしてもわからないときは、下のヒントを一つずつ確認して考えてみてください。
■ヒント
【ヒント①】
「ケーキは三等分以上にはしません」
【ヒント②】
「三人の子供以外には渡しません」
【ヒント③】
「子供たちは三人ともケーキの真ん中から外側に向かってそれぞれ1回だけ切ります」
【ヒント④】
「実は大切なのは切り分けるときではありません」
【ヒント⑤】
「切り分けたあとに子供たち自身にケーキを選ばせてください」
それでは答え合わせです。
■解答
まず三人の子供たちを『A』『B』『C』とします。
そして答えは「『A』『B』『C』の順番でケーキを切り、『A』『C』『B』の順番でケーキを選ばせる」でした。
【解説】
まず『A』がケーキの真ん中から外側に向かって切ります。
そして『B』が一人分だと思う大きさに切ります。
最後に『C』が大きい方を2つに切ります。
すると『A』は大きさを決められないですが、最初に選べるので不満はありません。
『B』は選べるのが最後なので、正確に3分の1に切ることが一番損がありません。
最後の『C』も選べるのは2番目なので、どちらか一方を大きくしてもそれを取れません。
なので出来るだけ正確に2分の1にすることが一番損がありません。
結局この方法で切り分け、それぞれ選ぶことが誰にとっても一番損がなく一番得になるということです。
■最後に
いかがでしたか?
いい頭の体操になりましたでしょうか?
短い時間で想像力を働かせて可能性を探り、順序立てて考察することで脳はとても活性化されます。
いつまでも柔軟な発想力を持った脳を維持するために、機会があれば是非また違う【謎解き】にも挑戦してみてください。
それでは、また次回の【謎解き】でお会いしましょう。