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ラスベガス銃乱射事件 死者50人以上!? 犯人の行方は!?

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米国時間2017年10月1日、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスで銃乱射事件が発生した。

地元に在住の白人男性「スティーブン・パドック」(64歳)が、大通り「ラスベガス・ストリップ」で開催されていたカントリーミュージックの音楽祭会場に向けてマシンガンを発砲。

満員の野外コンサート会場に数百発と思われる数の弾丸を発射し、多くの観客が負傷した。

容疑者は会場の向かいに建つ巨大なカジノホテル「マンダレイ・ベイ・ホテル」の32階から発砲しており、発砲直後、会場の観客は何が起きているのか分からず困惑していたが、次第に状況を把握した人たちの悲鳴や「伏せろっ」などと言った声に、会場はパニックとなった。

アメリカ犯罪史上最悪!? その被害者数は?

アメリカでの時間、2017年10月2日17時の時点で少なくとも58人が死亡、515人以上が負傷した。

アメリカ国内での銃乱射事件としては、2016年6月12日に発生したフロリダでの銃乱射事件の死傷者数を超え、アメリカ犯罪史上最も多くの被害者を出した最悪の事件となった。

犯人の行方!? 目的は?

犯人と見られる容疑者の「スティーブン・パドック」(64歳)は、警察官の突入時には死亡しており、動機が明らかとなっていない。

しかし気になる情報として、過激派組織「イスラム国」(IS)系のアマク通信は、2日「(対IS)有志連合国への攻撃呼びかけに応じ、ISの戦士が実行した」との記事を配信した。

これを受け、FBIの担当官は会見で「テロ組織との間には何の関連も見つかっていない。現時点では国際的なテログループとの関連はないと判断している。」とテロとの関連性を否定している。

事件後、警察は犯人の宿泊していたホテルの室内からライフル銃など少なくとも10丁の銃器を発見。

容疑者は9月28日から、ホテルの同じ部屋に宿泊していた。

更に2日の午後の会見では、ラスベガス北東約130キロのメスキートにある容疑者宅を捜索したところ、さらに多数の銃器や爆発物、大量の銃弾を発見したとラスベガス警察が話している。

アメリカのNBCニュースは、地元警察の話として「ラスベガスでギャンブルするのが好きだったという容疑者は、ここ数日で数万ドルをギャンブルに使っていた」と伝えている。

容疑者がギャンブルに負けた故の腹いせだったのか、今となっては知る由がないが、あまりに多くの犠牲を出したこの事件をラスベガスは慎重に受け止めなければならない。

ネバダ州の銃規制と本事件との関連性

ネバダ州はアメリカ国内でも銃規制の緩い地域のひとつである。

住民は銃の携行を認められており、更に銃を所有していても登録一つする必要がないのだ。

ガンショップなどで銃を購入する際は身元の確認・調査が義務付けられているが、転売など個人による売買も違法ではなく認められている。

故に所持しようと思えば誰にでも可能な状況と言える。

最終的には所持する人間の扱い方次第ということにはなるが、あまりに容易に多くの人の命を殺めることが出来る道具をこれ程規制なく取り扱っていいものなのだろうか。

もはや規制すること自体が困難な程一般に浸透している銃社会ではあるが、ラスベガスがギャンブル都市という事実を踏まえた上で尚且つ現状の規制であることに疑問を感じずにはいられない。

どんな国(日本)でも銃器を入手することはおそらく可能であり、悪意を持ってそれを利用しようとする人間が手段を選ばず入手しようとした場合、止めることは不可能であろう。

しかし、入手しようとした時の容易さと実行率は比例関係にあると私は思う。

今回の凄惨な事件を受けて、ネバダ州、布いてはアメリカ合衆国に今一度銃規制の危うさと落とし穴を十分に考えて、セキュリティ強化や法改正を図って欲しいと切に願うばかりである。

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