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【映画】ドラゴンボール超 ブロリー 感想・評価・旧劇場版との違い

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ご覧頂きありがとうございます。

黒メガネです。

2018年12月14日(金)、ついに映画「ドラゴンボール超 ブロリー」が公開されました。

TVアニメ「ドラゴンボール超」の放送が終了してから半年以上。

この日を待ちわびていた方も多いと思います。

もちろん私もその一人で、公開初日の最速上映でバッチリ観てきました。(笑)

個人的な感想になりますが「めちゃくちゃ面白い映画」でしたよ。

今回はそんな映画「ドラゴンボール超 ブロリー」を観て感じたことを詳しくお話したいと思います。

※本記事は一部ネタバレを含んでいます。ご覧頂く際はご注意ください。

旧劇場版との大きな設定の違い

ブロリーは過去に3度に渡ってドラゴンボールの劇場版に登場している、いわば劇場版の常連キャラクターでもあります。

初登場は、劇場版「ドラゴンボールZ 燃えつきろ!! 熱戦・烈戦・超激戦」です。

しかし、今回の映画で「ブロリーは悟空やベジータと初めて顔を合わせる」という設定でしたので、ある意味旧劇場版の設定は忘れて観る必要がありました。

ただ、やはり旧劇場版を知っている者としては、その違いを否応にでも感じてしまいます。

ただし、基本的なシナリオについては旧劇場版とほとんど違うものでしたので、あえてここでは言及しません。

ご自身の目で観て新しいシナリオを楽しんでください。

そのため、ここでは個人的に感じた「旧劇場版との大きな設定の違い」についてだけお話したいと思います。

ブロリーとカカロットの因縁がなくなった

旧劇場版のブロリーはカカロット(孫悟空)に異常なまでの執着をみせるキャラクターとして有名です。

その原因は、ブロリーと悟空がまだ赤ん坊の頃、「悟空の鳴き声で隣のベッドで寝ていたブロリーを泣かした」というもので、おそらくブロリーにとってカカロット(孫悟空)は「自分を泣かせたいじめっ子」みたいな認識なのだと思います。

ところが、今回の映画「ドラゴンボール超 ブロリー」では、この設定そのものがなくなりました。

旧劇場版ではカカロット(孫悟空)に出会うことでブロリーの破壊衝動が抑えられなくなるという「リミッター解除」の役割を担っていましたが、今回の映画ではその部分が別の事象に描き替えられています。

カカロット(孫悟空)への執着がなくなったことで、結果的にどんな人物とでも全力で戦える(暴走してるけど)ようになって良かったと思います。

フリーザとの関わり

旧劇場版のブロリーは、ドラゴンボールで言うところの「セル編」以降からの登場でしたので、必然的に悟空やトランクスに倒されたフリーザと関わるタイミングはありませんでした。

しかし、今回は「ドラゴンボール超」の世界で生き返ったフリーザとも関わり、ブロリーはフリーザ軍の戦闘員として登場したとも言えます。

今回の映画で、フリーザはブロリーの戦闘力を痛く気に入った様子ですし、「向こう(悟空とベジータ)が二人ならこちらももう一人くらい...」というような発言をしているため、今後はブロリー獲得に力を入れることも考えられます。

ブロリーの人間性

旧劇場版でのブロリーは一度我を忘れると残虐の限りを尽くす、まさに悪魔といった印象でした。

今回もある理由で我を忘れると破壊衝動に襲われるのは変わりないようですが、根本にある人間性が明らかに違います。

普段のブロリーは誠実で心優しいサイヤ人ですし、例えるなら文明と隔絶された場所で育った「ターザン」と同じです。

善悪の判断もまだ明確に持っていないと思われるブロリーですが、自分を救ってくれ優しく接してくれた人を救う描写もあります。

「必要に迫られれば戦うが、できれば争いはしたくない」といった、孫悟飯に似た感情の持ち主だと感じました。

良いと思ったところ

シナリオが面白いし展開も早い

旧劇場版の設定をある程度活かしつつ、より細かい点までブロリーに焦点を当てた作品でした。

辺境の星に追放されたブロリーがどうやって強くなったのか。

暴走すると止められない戦闘衝動はどうして引き起こされるものだったのか。

旧劇場版では暴走の理由がカカロット(孫悟空)にあったものの、本作ではその因縁がなくなったため、ちゃんと他にすごい理由が設定してありました。

丁寧でありつつ飽きさせないスピーディな展開に、見終わった後には「あっという間」という感覚でした。

実際の時間では、ブロリー幼少期のお話までで約30分、悟空やベジータと会った時点で1時間が経過していて、その後30分に渡り戦闘といった感じです。

可愛いフリーザ様

今回はストーリー上、惑星ベジータの破壊が関わってくることもあり、少しだけ若いフリーザ様を観ることができます。

サイヤ人のスーツをまだ来ていない状態のフリーザで、なんとも可愛い感じでした。

しかし、相変わらずの残忍性で、父コルド大王から軍の全権を任されたフリーザは、サイヤ人に対して改めて恐怖を植え付けていました。

一方で、現在時間のフリーザ様はというと、TVアニメ「ドラゴンボール超」の最終回で復活して以降、再びフリーザ軍の勢力拡大を図っており、なんと戦闘力の少ない兵士を使ってまで、地球のドラゴンボールを手に入れようとしていました。

作中でそのフリーザがドラゴンボールを使ってまで叶えたい願いが明かされるのですが、これがなんとも可愛らしい願いで。(笑)

是非ご自身でご覧になって確かめてみてください。

戦闘員じゃないサイヤ人の登場

ブロリーが辺境の惑星に送られたことを知った父パラガスが宇宙船に乗り込んでブロリーを追いかけるのですが、不幸なことにその過程で宇宙船を整備中だったサイヤ人まで一緒に行くことになってしまいます。

そのサイヤ人は「私は戦闘員じゃないんですから~」とか「まだ大猿になったことないんですよね~」とか、戦闘民族とは思えない言葉遣いと発言の数々でたくさん笑わせてくれました。

サイヤ人もナメック星人同様に、戦闘タイプや技術タイプなどいろいろなタイプの人がいるということが今回判明しましたね。

スーパーサイヤ人ゴッド「ベジータ」

かねてより話題になっていたベジータの「ブルー化」。

スーパーサイヤ人ゴッドになった描写のないベジータがなぜブルーになれたのかという疑問がありましたが、ベジータもしっかりゴッドの力を扱えていたということがわかりました。

いつも激情的な戦闘をするベジータが、ゴッドになっていつもとは違うクールな戦闘と雰囲気を魅せてくれました。

ブルマの声に感激

ブルマ役の声優「鶴ひろみ」さんが亡くなって初めての映画で、新たにブルマ役の声優となった「久川綾」さんの強い気持ちが感じられました。

「野沢雅子」さんもインタビューで仰っていましたが、これまでに出来上がってきたドラゴンボールファミリーに新たに加わることになった久川綾さんの努力は相当なものだと思います。

それでもなんとか鶴ひろみさんが作り上げたブルマ像を壊すことなく懸命に演じている久川綾さんの声に、正直感動してしまいました。

第一声にウィスさんから「そうですよね~ブルマさん~」と振られた時は観ているこっちまでドキドキしてしまいましたが、声を聴いた瞬間鳥肌が立ちました。

今後も久川綾さんにはブルマ役を心を込めて演じ続けて頂けると信じています。

悪いと思ったところ

音楽がイマイチ盛り上がらない

個人的な意見で大変申し訳ありませんが、戦闘シーンなどで流れる音楽には正直のれませんでした。

戦闘シーンの作画は本当に素晴らしかったのですが、ただ、音楽がなんとも妙なものでした。

戦闘が人によっては酔いそう

戦闘シーンは素晴らしいと言っておいてなんですが、これは人によっては酔ってしまいそうなほど激しいものでした。

戦闘中はとにかく視点がグルングルン回ります。

映画館での大きなスクリーンで観ているということも要因としてあるかもしれませんが、きっと具合が悪くなっちゃった人もいると思います。

ただ、一時的にブロリーの主観視点で戦いが描かれていたりと、面白い趣向が随所に感じられた力の入った戦闘描写だったことは間違いありません。

まとめ

いかがでしたか?

公開まで本当に楽しみにしていた映画で、実際に期待を裏切らない素晴らしい作品でした。

あのフリーザ様をお笑い要員に起用してみたりと、新しい挑戦も随所に見られた意欲作でしたし、結果良くまとめられていて面白かったです。

スーパーサイヤ人、スーパーサイヤ人ゴッドとパワーアップするベジータに、ノーマル状態でも死に物狂いで食らいついて戦うブロリー。

この姿に悟空も思わず「すんげ~やつだ~!こいつ普通の状態でスーパーサイヤ人と戦ってるぞ!」と、観客みたいな反応を見せていました。(笑)

詳しくは是非実際に映画を見て頂きたいので言いませんが、今後悟空やベジータのライバルとして登場し続けることはまず間違いありません。

悟空やベジータ、フリーザに続いて、まさに第三勢力として今後の「ドラゴンボール超」を盛り上げていってくれる存在になると期待したいです。

もしかすると、目的の一致からフリーザと同盟を組んで悟空やベジータと戦う展開もありそうで、今後が本当に楽しみです!

最後までご覧頂きありがとうございました。

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