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プラチナトロフィー(PS3)

プラチナトロフィー取ったのでPS3版「ワンダと巨像」レビュー

投稿日:2017年8月30日 更新日:

※本記事は、PS3版「ワンダと巨像」のレビュー記事です。記事の内容にゲームのネタバレが含まれている可能性があります。ご注意下さい。

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基本情報

PS3版「ワンダと巨像」ソニー・コンピュータエンタテインメント

発売日:2011年9月22日

ジャンル:アクション・アドベンチャー

プレイヤー人数:1人

ゲーム概要

魂を失った少女を救うため、ワンダという名の青年は足を踏み入れることを固く禁じられた古えの地へと向かう。その世界では望めば死者の魂さえも呼び戻せるという。そこでワンダが耳にする何者かとも分からない声。その声の主は「この古えの地のどこかにいる16体の巨像をすべて探し出し討ち倒せば、少女の魂を呼び戻そう」そうワンダに語った。考える間もなく、青年ワンダは愛馬アグロにまたがり、この古えの地に潜む16体の巨像を討ち倒すため、絶望という名の闘いに身を投じる。

非常にシンプルな作りのアクション・アドベンチャーゲーム。しかし、それ故に奥深い。解説の少ない世界観に、訳も分からず巨像とかいう超デカい怪物と闘わなければならない状況。よもや事態を把握するのは無理だろう。それでも「巨像を倒す」という唯一無二の情報を頼りに巨像討伐へ向かう。要所要所で「謎の声」が向かう先や攻略のヒントを語る為、単純に情報がなさ過ぎて詰まるという状況にはならない。ワンダが行える行動は限られている。大分すると、剣を振るう、弓を放つ、飛ぶ、そして「つかまる」だ。愛馬のアグロに乗っての補助的なアクションはあるが、巨像の討伐は最終的にワンダ一人だ。およそ考えるに討伐など無理と思えるような対象をどうやってワンダは討ち倒すのか。実は巨像には弱点がある。巨像により位置も数も様々だが、そこが巨像にダメージを与える唯一の場所だ。逆に言えばその他の場所をいくら攻撃しても巨像を倒すには至らない。ではその巨像の弱点をどうやって攻撃するのか。「よじ登っていく」のだ。動画や写真を観れば一目瞭然だが、巨像はその名の通りデカい。「よじ登っていく」と言っても簡単ではない。巨像は動いているし、気づかれれば振り落とそうとしてくる。素早い巨像もいれば、水の中にいるものもいるし、空を飛んでいる巨像もいる。すべての巨像に同じ手は通用しないのだ。このシンプルでありながら血沸く巨像との闘い。あなたの手で体験してほしい。

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レビュー

レビューまでの総プレイ時間:35時間

1.ゲームの魅力や楽しいポイント

なんと言っても「巨像との闘い」。説明しがたいが、毎度新たな巨像と闘う度にドキドキワクワクし、戦闘中は常にハラハラする。まぁ、言ってしまえば毎回ボスバトルの訳だが、逆にそれだけで成り立ってるってすごいと思う。握力ゲージの存在がリアリティを高め、他の人間離れした主人公のゲームとは一線を画しています。「もう少し、もう少しーー」」っていうところで握力が尽き、巨像に振り落とされた時は、現実でも「ちっくしょーー」と叫んでいます(めっちゃ楽しんでる笑)。ここまで主人公とシンクロ出来たゲームは他にないかもしれない。巨像と対峙した時、闘っている時、そして討伐の瞬間。どの瞬間も今までプレイしてきたゲームの中で一番の感動を覚えました。

もうひとつ外せない魅力として「幻想的で魅了される世界」があります。このゲーム、巨像との闘い以外に基本的にはやることがありません。「じゃあ暇じゃん」そう思われるかもしれません。しかし、この「古えの地」を駆ければそうは思わないはず。各巨像と闘う為には、その巨像の眠る所謂秘境へと赴く必要があります。その場所へたどり着くためには古えの地の様々な自然や風景に触れるのですが、これがまぁなんとも美しい。幻想的で、引き込まれる世界です。「巨像を倒す」という目的を忘れて見とれてしまう程に魅力的な世界です。馬に乗って自然を駆けるというのは「レッドデッドリデンプション」に似た雰囲気がありますが、世界観や目に映る風景は私はこちらの方が好きです。

シンプルが故にゲームとしては薄いんじゃないかと思われがちですが、世界観やストーリーに魅せられ決して単調でも退屈でもない。私もプレイ前は「巨像と闘うだけでしょ」とそう思い先延ばしにしてきましたが、もっと早くプレイしていれば良かったと後に思いました。

2.カスタマイズ性

必要十分。「画面の明るさ」、「カメラ操作及び照準操作の上下左右リバース」、「カメラ操作時の感度」に「ボタンコンフィグ」と、好みによって変更したい設定個所は一通りそろっていた。私は特に変更しなかったが、どんなプレイヤーでも自分好みの操作感覚で快適にプレイ出来るだろう。

3.難易度

普通に楽しい範囲の難しさだった。プラチナトロフィー獲得の為、本編及びタイムアタックモードを全制覇したが、鬼門になる巨像は数体。他は普通に倒せた。アクションが苦手な方にはやや難しい傾向にあるようだ。ただ本作はアクション要素の他にパズル的要素も強い。パズルが得意な方なら、アクションの得意な方よりももしかしたら早くクリア出来るかもしれない。両方の要素が絶妙なバランスで配分されている為とても楽しめたが、欲を言えばもう少し難しくても良かった。

4.遊びやすさ

ちょこちょこ遊びやすいゲーム性。「巨像を倒す」という目的にのみ集中してプレイすることが出来る。操作に慣れてくれば1体の巨像を倒すために膨大な時間がかかることもなくなるだろう。課題が明確で、プレイの仕方によっては短時間づつ遊べる。遊びやすさは満点と言っていいだろう。

5.ボリューム

正直ボリューム自体は少ない。巨像は全部で16体。本編の難易度は二種類。本編クリア後に巨像を倒す時間を競うタイムアタックモードがあり、それも難易度が二種類。プラチナトロフィーを獲得するためには全モードを制覇する必要があるが、本編を一周するだけであれば、20時間もあれば可能だろう。

6.自由度

目立った点はないが、巨像をすぐに倒しに行ってもいいし、風景を楽しみながら果物やトカゲを狩って、基礎パラメータを高めてもいい。「いつまでにこれやれ」とか「今はこれやれ」などの縛りはないので概ね自由ではあるが、巨像の討伐する順番などは選べない。決められた順番通りに倒さなければいけない点がやや惜しいと感じた。

7.ゲームを有利に進める為に役立つプレイヤー能力

もちろんアクションゲームなので「操作の上手さ」「反射神経」などキャラクターの操作スキル。プラスして巨像討伐には巨像の弱点を見抜き、その弱点に到達するまでの手順やルートを導き出すパズル的要素も強い。故に「パズル的思考力」も必要な能力になる。この相対する関係の能力をプレイヤーに要求する部分が本作の醍醐味であり面白さにもなっている。操作が上手くても頭が回らなければ倒せないし、逆に攻略法を思いついても実践出来なければ意味がない。まさにプレイヤーの総合力を求めるゲームだ。

8.テンポの良さ

世界観は謎だが、ストーリーが簡潔で目的も明確。目的を達成するための方法もハッキリしているし、数も分かっている。1体、また1体と巨像を倒すだけだが、それが無類のテンポの良さを引き出している。アッサリ過ぎず、もたもたし過ぎず、私にはちょうど良い感覚に思えた。

9.熱中度

道中引き込まれるストーリー展開もなく、熱中出来る要素もそんなにないと思うのだが、私はハマってしまった。巨像討伐するだけというシンプルさが、逆に対峙した時の集中力を極限まで高め、一戦一戦全力で戦っていた。倒した時の達成感と切なさは語るに困難なものがあるが、またその感覚を求め次の巨像へと馬を走らせる。

10.やり込み度

それ程ないと言って差し支えないだろう。強いて言えば全モード制覇によるプラチナトロフィー獲得くらいか。タイムアタックモードは熱量さえあればいくらでもやり込めるモードではある。他に巨像を倒したことで得られるポイントやリザルト表示などは一切ない。

総評まとめ【85点】

誰にでも一生に一度はプレイして欲しいと思えるゲーム。とっつきづらさや敷居の高さはない。本当に万人にお勧め出来るゲームだ。「巨像を倒す」だけと内容が薄そうに感じるが、プレイしてしまえばそんなこと感じる暇もなく熱中出来る。私にとっても生涯繰り返しプレイすることであろう作品になったことは言うまでもない。2018年に発売予定となっているPS4版が待ち遠しい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、良いゲームライフを。

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