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プラチナトロフィー取ったのでPS3版「The Last of Us」レビュー

投稿日:2017年9月2日 更新日:

※本記事は、PS3版「The Last of Us」のレビュー記事です。記事の内容にゲームのネタバレが含まれている可能性があります。ご注意下さい。

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基本情報

PS3版「The Last of Us」ソニー・コンピュータエンタテインメント

発売日:2013年6月20日

ジャンル:アクション

プレイヤー人数:1人

ゲーム概要

あなたはこの過酷な世界を生き残れるか?

そして、何の為に生き残るのか?

最高のゲームプレイと共に、あなたの心に問いかける。

ゲーム史上最高のサバイバルアクションゲーム。

謎の寄生菌によるパンデミックの発生で、全米の人口は激減。残された生存者たちは生き続けるため、感染者たちの脅威から逃れつつ、生存を賭け熾烈な争いを繰り返していた。

ゲームは大規模なパンデミック発生直前の夜から始まる。街に謎の寄生菌の感染者と思わしき人々が現れ、ついには主人公ジョエルの隣人にもその魔の手が忍び寄る。なんとか難を逃れたジョエルの家族は街を出ようと行動に移るが、すでに街は封鎖され逃げ場を失っていた。

時は流れ20年後。パンデミックから生き延びた主人公ジョエルは、闇市場で武器などを売りさばき生計を立てていた。そんなある日、とある取り引きをきっかけにある少女を街の外へと連れていく仕事を請け負う。そしてこの仕事をきっかけにジョエルの人生は大きく変化していくことになる。

数々のゲームアワードを獲得し、ゲーム史に残る作品となった「The Last of Us」。その究極とも言える没入感で多くのプレイヤーを魅了した。重厚で魅力的なストーリー。秀逸なグラフィック。直感的かつ自由な操作感覚。あらゆる項目で最高峰と言わざる得ない本作品。クリアするのが切なくなるほどの感情を抱いたのは久しぶりだった。プレイ時間に比例して自然に感情移入していく作品に仕上がっている。衝撃的な展開で終始没頭しながらのゲームプレイで、止め時を見失う程だった。本作以上にも楽しめるオンライン対戦もあり、長く何度でも楽しめる要素も含んでいる。高次元で完成された作品で、レビューするのも困難だが、個人的に感じた良かった点、悪かった点をまとめたので、プレイする方は参考にしてほしい。

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レビュー

レビューまでの総プレイ時間:70時間

ボリューム:★★★★☆

グラフィック:★★★★★

サウンド:★★★☆☆

操作性:★★★★★

熱中度:★★★★★

継続性:★★★☆☆

満足度:★★★★★

【良かった点】

1.ストーリー

これ程の没入感と衝撃を受けるシナリオのゲームは今まで体験したことがない。中弛みするような場面もなく、常にスリリングなストーリー展開。あまりに衝撃的な展開に、言葉を失った場面も多かった。濃いストーリーのゲームにありがちな「やらされてる感」もなく、最終的な判断や行動は自分に委ねられている部分が強い。文明が崩壊した世界観とも相まって、誰しもが気になるストーリー、楽しめるストーリーであると感じた。

2.グラフィック

PS3最高峰のグラフィック。目の前のその世界をリアルに感じる、非常に作り込まれた世界。滅びた文明社会と、その凄惨さとは裏腹に街に広がりつつある美しい自然風景。また、ストーリーは春から始まり、夏、秋、冬と一年の四季を体験する。その季節毎に移り替わる情景は何とも言えず奇麗で、その景色に、ゲーム内世界の悲惨さや残忍さを一時忘れてしまう程だ。

3.世界観

これは完全に人によって好みが分かれてしまうが、私は大好きな世界観だった。ここまで文明の崩壊した世界を探索出来るのは、本作と「FALL OUT」シリーズくらいではないだろうか。とにかく細部までこだわり抜いて作られた世界観は、知る程に魅力的に染まり、正しく非日常的ゲーム体験を与えてくれた。

4.パートナーのエリー

幼いながらも力強く、芯の通った少女エリー。言うなれば本作は、この少女エリーと主人公ジョエルの絆を描いた作品だ。また本作ではパートナーAIであるエリーが、プレイヤーの行動に沿った形で成長していく。具体的にどのような変化があるかというと、躊躇なく発砲し正面突破を続け敵を殲滅していると、エリーも敵に向かって攻撃したり、発砲するようになる。逆に正面から敵と戦わず、ステルス気味に必要最低限の敵と接触していると、エリーは物音を立てず、主人公にじっとついてくるようになる。その行動の恩恵を受けることは少ないが、自身のプレイに合わせパートナーが同じように行動を学んでいく姿に、主人公のジョエルにとってエリーが大切な存在に変わっていくように、プレイヤー自身にとってもエリーが大切な存在、守りたい対象へと自然に変わっていく。結果的に主人公ジョエルにプレイヤーが感情移入することになり、ますます没頭感が高まるというわけだ。

【悪かった点】

1.最終的には人同士の争い

もちろんリアリティを追求すれば、そういった争いに行き着くのは理解出来るのだが、多くの感染者がいる世界で、もっとたくさんの人と助け合ったり、救出したり出来なかったものかと思ってしまう。当然それは理想であり、ゲームの世界ではありえないものとなってしまうだろうが、せっかく感染者という絶対的敵対脅威があるにも関わらず、「最後は人と争うんだ」という残念な気持ちになってしまった。しかし、これは本作のメッセージのひとつでもある。登場キャラクターの一人も言っているが、「感染者より人間の方がよっぽど怖い」と。そのメッセージは理解したいものだし、事実とは思うが、いかんせん自分の肌には合わなかった。

2.敵キャラクターが少なすぎる

本作で世界を破滅に導いた謎の寄生菌。これは現段階では人間にしか影響が現れないものとなっている。なので言ってみれば敵は感染した人間と生き残っている人間の二種類だけ。実際はウィルスに感染した人間を感染が進行した進度によっていくつかの変異状態へと分けてはいるが、数えるほど(4種類)。人間に至っては、携帯している武器こそ違えど同じ人間だ。なので結局のところ、生存を賭けて戦う敵対脅威の種類はとても少ない。他の動物に感染してしまっては、もっと絶望的な世界になっていたと思うが、そうではなくても突然変異種などを数種類増やしてくれるだけで、より戦闘が楽しめたと思う。次回作に期待したい。

総評まとめ【黒メガネ評価:85点】

ゲーム史に残る傑作と呼ばれる作品に偽りはなかった。すべての項目、内容が最高レベルで構成された稀にみる良作だ。好みの分かれる世界観で、プレイする人を選ぶゲームではあるが、魅力的なストーリーに観ているだけでも楽しめるゲーム画面で、是非プレイ動画だけでも観てほしいと思ってしまう作品だ。自らがプレイすればより感情移入出来ることは間違いないので、気になっている方には絶対にプレイすることを勧める。

悪かった点として、人間同士の争いや敵勢力の少なさを挙げたが、これらは意図的にそう調整されたものとも感じられた。作品としてはこれで完成しているのかもしれない。

万人が満足出来るゲームというのは作るのが非常に難しいと感じたが、本作が限りなくそれに近いものであるとも感じた。

作品の公式ページでその世界観を魅力的に感じたなら、私と同様、過去に味わったことのない特別なゲーム体験が待っていることを言っておく。

最後まで閲覧頂きありがとうございました。

それでは、良いゲームライフを。

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