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プラチナトロフィー(PS3)

プラチナトロフィー取ったのでPS3版「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」レビュー

投稿日:2017年9月1日 更新日:

※本記事は、PS3版「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」のレビュー記事です。記事の内容にゲームのネタバレが含まれている可能性があります。ご注意下さい。

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基本情報

PS3版「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」ソニー・コンピュータエンタテインメント

発売日:2010年2月18日

ジャンル:サイコ・サスペンス

プレイヤー人数:1人

ゲーム概要

愛する人を守るため、あなたはどこまで自分を犠牲に出来るか?

その答えを知りたければ、このゲームをプレイするといい。

奇怪な殺人鬼に命を狙われた息子を救出するため、その殺人鬼の指示に従い自らの身も心も傷つけていく主人公の父親。そして、その事件に巻き込まれる一人の女性。折り紙殺人事件の真相解決に挑む私立探偵とFBI捜査官。それぞれにバックグラウンドを持つ個性的なこの4人のキャラクターを操作しながらプレイしていく。当然だが4人は同じ世界、同じ時間軸を生きており、ひとり一人が行った行動が他のキャラクターへ影響を与える。どんな影響を与えるかはプレイ中はわからない。そこはサスペンスであるように、「後になって繋がる」といったところだ。

アクションサウンドノベル。そんなジャンルを新たに作り出された感覚。従来のゲームではシナリオの分岐点でプレイヤーにコマンドによる行動選択を迫り、主人公に感情移入させていくものが主流であった。しかし本作では思考、発言の選択はもちろん、その選択に対する代償としての行動を自らが行わなければならない。本作の代表的なシーンとして、犯人から「指を切り落とせ」という指示が課せられる。当然そんなことしたくはないのだが、事情もある。ここでもちろん切らないという選択は出来る。しかし問題は切るという選択をした時だ。従来のゲームであれば、恐る恐る「指を切断する」という選択肢を選べば、その行動自体はゲームの中の描写として勝手に行ってくれる。本作はそうはいかない。コントローラーのボタンや、ジャイロセンサーを使った動作で実際に切断する行為を自ら行わなければならない。これは単に行動選択をするという今までのゲームとは一線を画した画期的なアイデアだと感じた。その他、どんな行動にも自信の心理が反映され、雑に扱えば雑に動くし、優しく動かせば優しく動かせる。対象が大切な人や子供、大事なものとなれば、おのずとプレイにも影響が出る。行動そのものは決められたものだが、行動のとり方をここまでプレイヤーに委ねられる作品もまた少ないのではないだろうか。

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レビュー

レビューまでの総プレイ時間:30時間

【良かった点】

1.ストーリー

まず、ゲームジャンルがサスペンスというのだから、当然ストーリーは良くなくてはならない。その点で本作は十分に及第だ。すべての操作パートがストーリーと連結しているわけではないが、結果的にそれがかえって本筋をうやむやにし、推理を困難にさせた。人によっては余計なパートだと思うかもしれないが、重厚なストーリーを堪能するための良いスパイスだったのだと、私はプレイ後に感じた。マルチエンディングタイプのゲームであるが、そのどの結末も記憶に残る、衝撃的なものであったことは間違いない。

2.表情

このゲーム、キャラクターの表情表現がすごい。ロード画面が画面いっぱいにズームしたキャラクターの顔っていうのでまずビックリしたが、その肌の質感、シワやちょっとした表情の変化にも驚いた。このゲーム、キャラクターの喜怒哀楽の変化が非常に大きい。また選択によっては「嫌だ!」「ごめん」「ちくしょう!」「ありがとう」など、プレイヤーが言いたくなる場面があるが、操作キャラがその言葉を表情で代弁してくれている。ゲームシステムの恩恵かもしれないが、他のゲームにはないどこか生ぬるいリアルな表情が私は気に入った。

3.リアルな行動操作

本作で一番の画期的なゲームシステム。車のキーを回すのにスティックを半回転させたり、牛乳パックを振るのにコントローラーを振るなど、その場のキャラクターが取る動作に限りなく近い操作方法が毎度選択される。更には行動のスピードもスティックの入力速度やコントローラーの傾け速度で調整できるため、素早く、ゆっくりなど、自分の求める行動速度を自由に再現出来る。慎重にヒゲを剃ったり(ゲームでこんなに同じ気分になったことない)、息子の前にゆっくり座ったり(超ゆっくり腰を落としたら笑えるくらい気持ち悪かった)。決断が迫られる中行う、プレイヤーとキャラクターが同期して行う行動操作は、個人的に他のゲームを圧倒する没入感、感情移入を生んだ。

【悪かった点】

1.操作が難解

リアルな行動操作の弊害と考えられるが、操作が簡単とは言い難い。通常移動もスティックで進行方向を調節し、R2で歩く。R2で歩くと表示された時、「リモートコントロール・ダンディ」を思い出させられた(汗) カメラワークが初代バイオハザードを彷彿とさせる定点カメラ式が多かったので、混乱を避けるための操作方法だったのだろうが、余計混乱する場面もあった。

2.執拗に要求してくるリアルな行動操作

良い点に挙げておいて矛盾するようだが、どんなに画期的なシステムも執拗に要求されるとウザくなる。特に緊迫した場面でもなく、扉を開けたり箱を閉じたり、実際いちいち毎回要求されると嫌になる。私はゲーム中は気が長い方なのでまだ我慢できたが、サクサクゲームを進めたい人には耐えられないだろう。

3.終始陰湿なイメージ

「HEAVY RAIN」というタイトルからも想像はつくが、ゲーム中もゲーム内は終始雨。明るい印象を受ける場面はまずない。サスペンスであるから別にそれでいいとも取れるが、シナリオを楽しみたいプレイヤーにはともかく、ゲームを楽しみたいという人には勧められるか疑問である。下調べがついていてゲームをプレイする人であれば問題ないと思うが、「傑作と名高い」「良作」という言葉に飛びつくには、あまりに人を選ぶゲームであることは否めない。

総評まとめ【黒メガネ評価:72点】

作品の完成度や独自性、魅力的なストーリーを考えると確かに良作だ。しかしその独特な操作性に執拗にこだわったあまり、敷居を上げることになり、プレイヤーを選ぶ作品になってしまった。ストーリーはサスペンス好きならば誰でも楽しめるような内容であるが故、もっと万人がプレイしやすい仕様になっていれば、より多くの人に本作の良さが浸透したであろうことは間違いない。敷居を乗り越えプレイ出来れば、本作独特のゲーム体験が楽しめることは間違いないので、気になっている方はまずは一度プレイしてみることをお勧めする。

おそらく本作は、ゲーム実況などでプレイしている動画を観ても満足に楽しめない作品になっている。プレイすることで真価を発揮するゲームシステムとストーリーだ。やらないと良さがわからないというのも、これまた敷居が高いが、飛び込んでみる価値はあると思う。

評価としては72点だが、煩わしい操作や毎回要求される面倒なリアル操作が問題であって、入力操作した方向に歩いてくれて、リアル操作はここぞという個所に配置してもらえれば、概ね満足出来る作品にはなっていた。何度も言うがストーリーが秀逸なのは間違いないので、サスペンスが好きな方、アクション、サウンドノベル両ジャンルとも好きな方は是非プレイして頂きたい。

最後まで閲覧頂きありがとうございました。

それでは、良いゲームライフを。

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